じぶん年金のメインの、FX(くるくるワイド)の取引ルールについて解説していきます。
- 手取り給料20万円以下のみかん♪のような、一度に高額な資金を用意できない人。
- 年金を用意したい、FIREしたい人。
- 取引に時間や手間をかけられない人。
みかん♪のじぶん年金の運用方針
- 毎月5万円積み立てる。
- FXの利益と分配金受取りで不労所得ゲット。
- ほぼほったらかしな運用を目指す。
くるくるワイド手法とは?
スワップ受取用のポジションとそのポジションと反対のトラリピを仕掛けることで、 スワップと値動きでの利益の両方とも受け取ることを狙った手法です。
魚屋さんというブロガーさんが考えた手法です。
簡単な流れは下記の通り。
くるくるワイド手法の流れ
例)買 100.0 × 3万通貨 保有します。
例)売 103.0 ~ 97.0 の間に 1,000通貨 × 30本 仕掛けます。(利確幅は50pips)
基本的には、注文中のトラップの平均レート>買ポジションのレートになるように仕掛けます。
例)97.0 までレートが下がった場合、
100.0 ~ 97.6 の13本決済 → 少なくとも、500円×13本 = 6,500円利確されます。
例)105.0 まで上がった場合、
- 買 100.0 × 3万通貨 → 15万円の利益
- 売 103.0 ~ 97.2(平均レート100.1)1,000通貨 × 30本 →14.7万円の損失。
15万円-14.7万円=3,000円。
トラリピ益 6,500円と合計して、9,500円の確定利益。
くるくるワイド手法では複利ポジション追加・ヘッジトレードなどいろんな追加手法があります。今回はシンプルなトレードを目指すため、本体とトラリピのみでトレードしていきます。
メキシコペソ/円(MXN/JPY)と南アフリカランド/円(ZAR/JPY)を選んだ理由
高金利通貨である、メキシコペソ/円(MXN/JPY)と南アフリカランド/円(ZAR/JPY)を選びました。
- くるくるワイドの本体として保有したい。
→スワップを受け取ることができる、高金利通貨を選ぶ。
- 手動トラリピなので、注文をシンプルにしたい
→値動きが大きくなく、レンジ相場になりやすい通貨を選ぶ。
じぶん年金版 くるくるワイド
じぶん年金用にアレンジした、くるくるワイドについて解説!!
シンプルなルールで、スマホからの注文が簡単なことがポイントです♪
1. 本体:スワップ用 買ポジション
毎月現金を積立したタイミングで、買ポジションを追加します。
買ポジションの追加数はレバレッジ3倍以内を目安にしており、ロスカットレートの余裕をそれぞれ下記のように設定しています。
- 上下2円目安→ 毎月1万通貨追加(5ヶ月に1回さらに1万通貨追加)
2. トラリピ用 売ポジション
買ポジション1万通貨あたり、最大2万通貨まで売トラップを追加します。
- 売ポジション数 = 買ポジション数
- 上方向のリスクは無し。→上方向に少しリスクとれそう。
- 売ポジション数 = 買ポジション数×2
- 下方向と上方向リスクは同程度。(証拠金考慮せず)
MXN/JPYは原油価格やアメリカの政策で変動する傾向にあります。今後上昇していく可能性もあり、上方向へのリスクは積極的に取りません。
ZAR/JPYは長期的に下がり続けています。不透明な政治・対米・対中関係など不安材料があり、下落リスクの方が大きいと考えています。
売トラップを最大2倍に設定したのは、下方向と上方向のロスカット余裕を同程度に設定したかったからです。
- 広い範囲
- 10pips幅・20pips利確のトラップ
- 買ポジションの平均レートより上の範囲
- 10pips幅・10pips利確のトラップ
- ❶と❷は5pips間隔で交互に仕掛けます。
DMM FXを選んだ理由
代用有価証券を利用できるFX会社は何社かありますが、みかん♪がDMM FXを選んだ理由について、解説していきます。
1. 受取スワップと支払スワップがほぼ同じ金額
くるくるワイドは両建てトレードなので、スワップを支払うことになります。なるべく受取スワップと支払スワップの差が少ない業者を選ぶ必要があります。
代用有価証券が利用できるFX取引業者の、MXN/JPYとZAR/JPYのスワップを比較してみました。
FX取引業者 | スワップ 振替 | MXN/JPY スワップ 買 / 売 | 差 | ZAR/JPY スワップ 買 / 売 | 差 |
---|---|---|---|---|---|
DMM FX | 〇 | 9 / -12 | -3 | 11 / -14 | -3 |
au カブコム FX | × | 7 / -19 | -12 | 2 / -14 | -12 |
パートナーズ FX | 〇 | 1 / -23 | -22 | 1 / -25 | -24 |
SBI FX α (10万通貨) | × | 100 / -130 | -30 | 70 / -100 | -30 |
DMM FXが買スワップと売スワップの差が少なく、受取スワップの金額が多いので、くるくるワイドに向いていると判断しました。
2. スワップ振替で未決済ポジションのスワップのみ受け取れる。
代用有価証券が利用できるFX取引業者のうち、DMM FXとパートナーズ FXがスワップ振替ができます。
スワップ振替で受け取ったスワップは、その年の利益として課税対象になります。年末にFXの確定利益が20万円に達していない場合は、スワップ振替による利益調整として利用できます。
3. 代用への振替・売却が簡単。
DMM.com証券の代用有価証券のサービスは、「DMMFX株券担保サービス」といいます。代用への振り替えは、DMM 株の画面で簡単に振り替えることができます。
代用有価証券として使用しているJ-REITは、代用で使用したまま売却することができます。急ぎで売却したいときに代用から特定口座へ振り替える必要がありません。さらに売却代金が口座に入金されるまで、FX口座に代用評価額が反映されるので、追加入金の必要がありません。
- 【DMM FX】口座に振り替えている株式(預り区分が「FX代用」の株式)を売却することはできますか?
-
可能です。
国内株式取引時間内に【DMM 株】取引ツールより売却注文をご発注ください。
預り区分が「FX代用」の状態で売却された場合は、売却が完了した日(約定日)を含めて3営業日後に売却代金(※)が【DMM FX】口座に預託証拠金残高として入金されます。
売却代金が【DMM FX】口座に入金されるまでは、原則として前営業日の終値の70%が代用証券評価額として【DMM FX】口座に反映されます。
※一般口座および特定口座/源泉なしで取引の場合は、取引手数料を差し引いた受渡代金全額が【DMM FX】口座へ入金されます。特定口座/源泉ありで取引の場合は、売却した銘柄に譲渡益が発生すると、源泉徴収された金額がFX口座へ入金されます。
4. DMM FXの注意点
いいことづくめのDMM FXですが、デメリットもあります。
株取引に取引手数料が必要。
現物取引手数料(国内株式)が1約定ごとに必要です。
1約定あたり5万円以下の取引→55円が最低手数料、300万円超の取引→880円が最大手数料と1約定あたりの取引金額によってと手数料の金額が変動します。25歳以下の方は、実質取引手数料が無料です。
みかん♪は取引手数料無料の楽天証券で購入した後、株式移管でDMM.com証券の口座に移動させています。受渡日まで3営業日、その後に移管手続が可能になるので、移管完了まで約10日くらい必要です。手間と時間がかかるので、資金と気持ちに余裕をもっています。
ほとんど1約定20万円以下の取引なので、106円の手数料を払ってDMM.com証券で直接購入するのもアリだと思います。
投資信託は代用として使用できない
J-REITとインフラファンドは代用有価証券として使用できますが、投資信託は利用できません。
今後、投資信託でいい商品が発表されても、じぶん年金の運用に取り入れることができません。今後、投資信託も代用の対象になるかもしれないし、今の運用には支障はなくそこまで重大な問題と考えなくてもいいと思っています。
コメント